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「Thursday」 そして「Friday」
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作成日時 : 2009/01/10 06:14
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木曜日、そして金曜日履いた靴のご紹介「Thursday」 から「Friday」である。
木曜日はウィーンバリント「スペクテーター」である。いわゆるダヌンツォモデルである。前にも述べたかもしれないが、大阪のナカガワクロージングでオーダーしたものである。K店長が既にこの靴をオーダー、その日たまたまこの靴を履いておられ、とても気にいったので小生もオーダーした。「ウィーンではM社の方が有名であるが、このバリントの方がつくり、仕上げとも素晴らしいですよ。」と力説されていたことを思い出す。これだけパーフォレーションの多い靴も珍しいのではないか。何かうるさい感じがするかもしれないが、そこは名門バリント、何とも上品な仕上げとし、綺麗にまとめている。元々は2色革のコンビの靴であり、その場合はやはり目立つし、履く場面が限られてしまうのだが、このバーガンディの革のみであれば、さりげなく主張する粋な靴となる。実際スーツと合わせてもうるさい感じはせず、アーモンドトゥの素晴らしい美しさが際立ち、エレガントな足下となる。木曜日はホーランド&シェリー生地のマリオペコラ銀座のダブルのスーツに合わせたが、スーツのボリュームとこの靴の迫力が調和していたと感じている。造りはソールのウッドネイルが象徴するように、手の温もりが感じられる隙のない仕上げとなっている。履き心地も素晴らしく、まだまだ柔らかくなりそうな予感はするが、トゥから踵までのフィット感は最高である。革が厚く上質で小生の足の形どおり革がしっかり足をとりまいている。少し無骨なこの靴を日常でガンガン履くのだ。
金曜日は福岡清角豊氏のビスポーク「イル・コルノ・ブルー」の2足目である。小生の持つエラスティックで唯一茶の靴であり、またトゥにメダリオンがついていないタイプである。フルブローグの革のカットであるが、メダリオン、パーフォレーションがないのでシンプルそのものである。サイドのエッジがしっかり立っていて、モダンな靴の感じを強く出している。インナーもお願いして、赤にしてもらっているが、ここのあたりもビスポークならではである。履き込んだエラスティックは履き心地としては最高である。ゴム部分が足の動きに柔軟に対応するからである。濃茶なので紺のスーツでもグレーのスーツでもよく合う。今日はスキャバルのスポーテックス、茶のグレンチェック生地のスリーピースに合わせたが、スーツのクラシツクな感じをモダンな雰囲気に高めていたと感じている。
今週履いた靴をご紹介してきたが、どの靴にもそれぞれ思い入れがあり、大切に履いてきている。履き心地やフィット感、靴全体の雰囲気は異なるが、それぞれの味を楽しんでいる。長年愛用しているので、それぞれが小生にそれぞれの方法で擦り寄ってくる。どれもがとてもかわいく思える。よい靴とのつき合いがこれからも続く。
写真:ウィーンバリント「スペクテーター」、福岡清角豊氏のビスポーク「イル・コルノ・ブルー」2足目
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